結婚or独身 どっちがいい? 独身の人の本当の理由とは
30~50代の結婚していない人の半数が「あえて結婚しない」として、自主的に結婚を望んでいないことが、明治安田生活福祉研究所(東京)の調査で明らかになった。少し強がっているように思えるが、独身者たちが一生独りでいると決めた理由やその覚悟とは何か。少子高齢化を食い止めるためにも、未婚者を減らす方策のヒントにもなる。
■独身は自由がきく
同研究所は今年5月、35~54歳の男女1万300人を対象に、ネットによる調査を実施。各世代からまんべんなく回答が得られた。晩婚化などが話題になっており、比較的高い年齢層の結婚意識調査をするのは初めてという。
「あえて結婚していないのか、結婚したいができていないのか」を尋ねたところ、「あえて結婚しない」が49%、2人に1人に上った。男性の50代前半が56・5%と最も高く、女性は年齢が高いほど割合が高くなる傾向にあった。
自主的に結婚しない理由としては、「もともと結婚を望んでいない」と回答する人が最も多く、男性は41・2%、女性が34・9%。「独身は精神的・時間的に自由がきく」が男女とも約2割で、そのほか「いまさら結婚するような年齢ではない」「自分のやりたいこと(仕事・学業・趣味など)に専念したい」が続いた。
■やっぱり寂しい…も
なぜ、一生独身でいることを決意したのか。その理由は、男女とも「自分は結婚に向いていないと思ったから」が最も高い。ただ決意・覚悟した後でやっぱり結婚したいと思った人も少なからずいる。その理由は「寂しくなったから」が男性25・8%女性15・4%、「老後独りで生活することが不安になったから」が男性24%女性35・3%だった。
結婚はしたくなくても恋人は欲しいらしい。男性の56・3%、女性の52・2%が「欲しい」と答えた。
これまでに経験した結婚のチャンスについても聞いたところ、「0回」と答えた人が男性で57・2%、女性が41・6%で、「3回以上」と答えたのはともに1割ほどだった。
■条件下げるくらいなら結婚しない!
一方で「結婚したいが、現在も独身でいる」理由として、男性の約3割が「家族を養うほどの収入がない」と回答。女性のトップは、「希望の条件を満たす異性にめぐり会わない」(38・7%)だった。男女とも40代後半・50代前半で高くなったのは「年齢的に結婚は難しい」だった。
「結婚をしたい気持ちはあったが、今ではあきらめている」の割合は、男性が32・2%、女性が36・2%と最も高くなった。年代別に見ると、男性は40代後半、女性は40代前半から高くなる。
「理想・条件を下げるくらいなら結婚したくない」と回答した人に理由を尋ねたところ、「どうせ下げるなら、もっと若い頃に下げておけばよかった」というのが男女とも約4割で最も高かった。
同研究所の担当者は「『あえて結婚しない』が半数にきれいに分かれるとは思わなかった。結婚の調査は調べれば調べるほど奥が深い」と話していた。
私自身独身なのでこれについては色々と考えさせられます。理想が高いのかもしれません。そして結婚について色々な面で高いハードルを感じてしまっています。女性であれば、仕事をしながら家事育児をしなければならないだろうし、そう考えると本当にこの人のためならどんなことでも頑張れるというレベルにならないと厳しいように思えてしまうのです。
それに時間に拘束されることで、自分のやりたいこともできなくなるだろうし、そう考えると今のうちに色々とやっておきたいという気持ちのほうが強くなって、結局結婚に対して積極的に行動できなくなっているのが現状です。
たぶん世の中のあえて結婚していない人たちもそうではないでしょうか。ですから回りの同級生が普通に結婚して、子どもを産んで、家事育児をこなしている姿をみると本当に凄いなと感じますし尊敬します。私自身に甘えもあるんだろうなと自覚はしているのですが、本当に難しいし問題ですね。
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